Bullyが届いたので遊んでみた。まあ一言で言うまでもなく学校版GTAなんだけど、紛争地域版GTAであるところのMercenariesがGTAとは違う面白みに溢れていたよーに、本作品も学校らしさ=コミュニケーションの重要性がゲームシステムにかなり大雑把に織り込まれててとても愉快。フダ付きの悪ガキJimmy Hopkinsになってありがちな分類のスクールカーストを掻き回せ! 尿漏れ気味のデブやメガネチビと一緒にウザいbulliesをリンチだ! 無目的にランニングするjocksどもをパチンコで狙撃しろ! 夜のバイク工場でgreasersを角材でブン殴れ! 最初は仲間だったがnerdsもついでにパンツズリあげてやれ! ハクいスケの尻を触…ろうとしたら金的で大ダメージだ! 幼女には尻を触るコマンドがそもそも出ねえ、さすが欧米だsuck! というゲームだった。これだけ見ると倫理的にまあまあまずいゲームのように感じるけど、実際これは危険だな。不良ちょう楽しい! 日本人魔法使いがエロゲーで本来あるべきだった性春を追体験するように、ガイジンはGTAフォーマットで暴走する無軌道な青春を追体験するってことかーと思ったもののまあまあ新しい試みのようだ。ふむ。ところでこのゲーム、gothが今のところまったくいないんだよな。ニューイングランドにもgothはたぶんたくさんいると思うんだけど、gothデビューって一般的には高校以上なのかしらね。これが直接の原因なのかどーかはわかんない(Jimmyの大雑把な性格のおかげかもしれない)けど、陰惨さはぜんぜんない。
ちなみに部分部分を見る限りは向こうの学園物の定型パターンを詰め込んだという趣。全米トップを取っときながら日本ではビデオスルーされるタイプの映画が好きな人ならだいたいスンナリ受け入れられると思う。いろいろモメたみたいだけど、ESRBの審査体制でこれをTEEN指定するのは妥当だよな。でも、この範囲の表現をGTAフォーマットにブチ込んで自由度の高い形で体験し、個別の物語としてプレイヤー一人一人に再構成させることで、実際の印象としてはM指定並みのゲームになってる感じはする。T指定の人生でも、学生時代の武勇伝はM指定っていうか。とはいえそれはあくまで虚栄心による記憶の美化であってつまりただの印象であって、客観的に見る限りは、本作品の表現に現実を大きく離れた犯罪的なものが含まれてる様子はなさそうだ。
しかしこんだけ書いても北米版PS2持ってる人はみんな買ってるか。面白くて売れまくってるけど日本版は絶対出ないので、英語が読めて学園映画/ドラマが好きな人はみんな北米版PS2といっしょに買うといいよ。カオス館でも薄型北米本体は安くなってるし、PS2作品のローカライズはこれからほぼ期待できなさそう。360もいいけど、こっちもそろそろ頃合いだと思う。