nifuba - tag: anime (10/10)

折れた！

BLEACH#猫の恩返し。絵コンテ、演出：今千秋。唐突な人間界でのギャグと少年少女と猫のホロリ感動エピソード。いつ終わるとも知れないソウルソサエティ編での一服の清涼剤的な回のはずだったのだろうものの、かなり設定から乖離した脚本でなにがなんだか…。どうやらオリジナル回だったらしいけど、死神側のキャラ紹介に話数を裂いたほうがいいとは思った。名前ぜんぜん覚えられないしー。

絵的には作監の手があんまり入ってない感じのムラのある作画、しかし演出面で面白いところが多かった。ふだん黒い服を着た若い美形キャラとゴツいオッサンしか登場しない、キャラ外見年齢＆色彩において分散の激しく小さいアニメであるだけに、カラフルな少年少女がチャカチャカ動き回り変態のひとがクネクネする回が異色に見えただけかもしれないな。まーしかし見てて楽しかったのでよかった。

陰陽大戦記#水着だゴールド。脚本：江夏由結、絵コンテ：中村憲由、演出：工藤寛顕、作監：榎本勝紀。温泉話とは違ってしっかり水着。しかしここでナズナに水着を着せずおかあさん属性を付与しようとするとは少々想像を超えていた。センシャ作画にルパンダイブ先生、ゴールドラッシュ尻にその他多数のたいへんテンポのいい演出と作画が冴えまくり、テルさんの暴走→変形→合体→大降神→戦車！ という謎のシークエンスもすばらしい。これだけアクロバティックな展開とお約束にテーマと伏線をしっかり織り込んで、それでいてキャラが壊れていない脚本もかなりいいな。声を揃えてテルさんのパターンを罵倒するシーンで何度もニヤニヤして寝るよ。

メジャー#横浜リトル戦。桃子先生がやたらとエロいな。

ビィト#キッス解毒。泣き虫キッス→ダンゴールの妄想のとんでもないオモシロ展開。ここまで力がある原作を持ちながら、なんでこのアニメはこうなのかね。

ネクサス打ち切りで種のMBS側Pに対して誹謗中傷まがいのバッシングをしてる人がいるようだ。確かにネクサス打ち切りはショックなので気持ちはわからなくはないけど、筋が通ってないことぐらいはわかるよね？ どうにかなんないものか。

メガロ#3。「三鷹連続殺人続報／自衛隊北朝鮮に派兵か!?／東海地震　死者10万人／東証株価大暴落／アメリカ限定核使用を決定／東北新幹線脱線転覆／大阪に爆弾テロ」の10年に一度的なテレ東なら検閲クラスの大事件が同時多発する中、ブルセラ仮面がトップニュースになりイメージ映像をゆったりと作るヒマのある世界観で鐘紡サキコスの人が暴れ回る話。ブルセラ仮面が途中から普通に下着まで剥ぐ凶悪化を果たしていたのにツッコミが無かったのは、もしかしたら生徒の半数程度は下着着ないよ派だったということを表現したかったのだろうか。

メガロ#4。ここまでさんざんキチガイアニメとして名声を博してきたところで急転直下SFいい話。しかし次回予告を観て、今回は「胸の無い奴には水着を着せない」ための設定を語るエピソードでしかないのではないか？と思い直した。あらためて3話を観ると、オトメだけ脱がされてないし。しかし尻から充電ネタとか、どー考えてもこれよりアレな気がするんだがまあいいかメガロだし。メガロは謎に満ちている…。あらためて2話を観るとスク水を着ていた。ヘソ出しNGでこのへんに原作譲りの重い設定があるにちがいない！ 知らないけど！

Joystiqよりゲーム原作アニメについておおざっぱに語る1UPの特集。デジモンに対して高い評価をしてる海外レビューを初めて読んだのでちょっといい気分だ。しかしEARTHWORM JIMはアニメ化するようなキャッチーな素材だったのだろうか。

それはともかく、アニメでもないのに異様にプッシュされているCaptain Nが気になる。ゲーム世界にダイブ・インして冒険するタイアップ物らしいのだけど、緑のロックマンが登場…!? 調べてみたらどうやら向こうではそれなりにカルト化してるらしく、ファンサイトがあった。そして緑のロックマンの画像もあった…緑だ。シモン・ベルモント様の画像もあった…レッドネックだ。もうなんだか疲れちゃったので、ロールちゃんのような画像を見て萌えながら寝ようと思う…。

陰陽大戦記#ホーシュンもえもえ。まだ30話にも満たないのに最終クールのような展開。とうていキッズトイアニメとは思えないような新OP＆EDに、ヤケになったかのような小ネタの回収とマサオミさんによるナズナ牛丼ニコニコ食いシーンのカバー、そしてホーシュンもえもえ、打ち切りの予感とオタ的見所の多さに対する歓喜が交錯して非常に複雑な心持ちでございます。大丈夫なのかな…。

BJ#ピノコ大人計画。チンクの内臓が左右逆についてるから鏡を使って手術だーという話なのだけど、あの描写じゃその左右は上下に映るから意味ないじゃん！ と視聴中に冷静にツッコめなかったのは作画が異常にエロかったため。本作品がかなりピノコを萌えキャラとして扱うことにシフトした作画体制を敷いているのはご存知の通りなのだけど、今回はそのスタイルが絶頂に達したと言ってよかろう。すごかった。

絵コンテ、演出：西田正義、作監：斉藤圭太、篠原隆。西田正義はアイシールド21では監督をやってるけど、そのうちこんな演出回が観られるのかしら。ちょっと楽しみになってきたぞ！

炎魂#ツバメ豹変。ツバメの兄が死んで埋葬されたという数話前のショッキングエピソードの続きなのだけど、ツバメが悪役になって帰ってきた。しかも新しくキャラデザ起こしたっぽいひどい悪役顔になって。これまでのスタッフのツバメ萌え温泉エピソードの乱発を懺悔するかのようなたいへん痛々しい展開で、ヤマトがスカッと倒してまとめてくれなかったら一体どーなってたんだろーと心配することしきり。どーあれこの躊躇の無いメイン視聴者のトラウマを形成しまくりそうな展開は、月曜6時の日本アニメディア枠史上かつてない名作の誕生を予感せずにはいられないのだけど、もしかしてみんなもう観てないの？

2005年春アニメ初回雑感羅列その２。結論：今年は少女向け作品が豊作になりそうだ。

おねがいマイメロディ#1。OPのすごい歌にヘコんで一週間放置した後の#2が山田隆司による極度にハジけたオモシロエピソードだったので、喜び勇んで観てみたら山野辺大先生なのにつまらなくなかった！ やはり脚本の名前だけで忌避するのはよくないな。しかもよく見たらシリーズ構成：夢ヶ丘中学校文芸部になってるし、不安要素が完全に消えたといってよさそうだ。人間側のキャラもかなり立ってるし、下手な萌えアニメよりも訴求力ありそーだなーと思って角煮を覗いたらぜんぜん盛り上がってなかった。ふたご姫恐るべし。

MAR〜メルヘブン#2。ひどい。1話を逃したのでよくわかんないのだけど、どうやらもう見なくてもいいということだけは分かったよ！ ちょっとこれを楽しむだけのアニオタ力は無いです。

うえきの法則#1。低調。作画は悪くないのはわかるのだけど、正直なところ劣化現代ハガレンにしか聞こえないキャストミス（合ってるからミスではないのか）のせいでいまひとつ楽しめず。あと演出面でも細めの線にやたらと覆い焼きっぽいぼかしエフェクトが入ってるせいで目に悪いことこの上ないな…。色指定もアレだし、かなり映像面でも印象の悪い作品となってしまった。しかしMARもうえきもここまで微妙となると、コナミとサンデーの相性というよりも、サンデー側が悪意を持って原作を選択しているとしか思えなくなってくるな。

ガラスの仮面#1。おもしろい。公園で演技→あの娘よ！→変質者！の下りとか、チケットくれ！→99軒！→やったぜ！→風よ、風のせいよ！→ザボーンの下りのとにかくハイテンションでキチガイじみている展開がよかったのだけど、原作ではさらに異常なノリなのだろうか。アニメ終わったら読んでみよ。

IZUMO -猛き剣の閃記-#1。山本和枝キャラがありがちな剣道で光って異世界のエロゲアニメ。作画がそれほど悪くないのがこの作品の恵まれたポジションを示しているのだけど、そんなことはどうでもよくて、キャラにもストーリーにもまったく求心力が無いのが難しい所。これが好きな人はいるんだろうけど、そういう人の気持ちは一生わからないと思う。

極上生徒会#1。黒田洋介と岩崎良明によるゆかりんアニメ。瓶詰妖精は悪くないよ派のecさんとしては本来なら観続けていきたいところなのだけど、このクォリティならハチクロを優先。IZUMOがもう少し面白そうなら難しいところだった。

ツバサ・クロニクル#1。真下！ 真下！ マシモ？…ただのCLAMPじゃん！ ゲェェーッ！ そう、CLAMP作品はもともと真下アニメみたいなノリなので真下演出が入ってもどーってことないのであった。適材適所で実力発揮とみんな満足しているのであろうけど、個人的にはなんだか楽しみを奪われた気分でちょっと寂しい。もっと演出と脚本が乖離してなきゃやーだー。

機獣創世記ゾイドジェネシス#1。「1話でヒロインが裸で漁獲していた作品」として世界にその名を轟かせてしまったものの、本編のかなり丁寧な演出と静かに期待を持たせる脚本の出来はかなりいい感じ。これでもうちょっと作画さえよければなー。あとそろそろゾイドのトゥーンシェイドなCGIは、他の作品と比べても今ひとつショボい部類になってきてると思った。

こいこい7#2。本編はあいかわらず何か大事な事を忘れているような素晴らしいキチガイアニメだったものの、まあどうでもいいや。それより次回予告、なんで鐘紡サキよ？ PS版虹色町買わなきゃ！ と思ったらアマゾンには無かった。それなりに中古市場にありそうなので今度買っておこう…。