nifuba

20050412040900

2005年春アニメ初回雑感羅列その2。結論:今年は少女向け作品が豊作になりそうだ。

おねがいマイメロディ#1。OPのすごい歌にヘコんで一週間放置した後の#2が山田隆司による極度にハジけたオモシロエピソードだったので、喜び勇んで観てみたら山野辺大先生なのにつまらなくなかった! やはり脚本の名前だけで忌避するのはよくないな。しかもよく見たらシリーズ構成:夢ヶ丘中学校文芸部になってるし、不安要素が完全に消えたといってよさそうだ。人間側のキャラもかなり立ってるし、下手な萌えアニメよりも訴求力ありそーだなーと思って角煮を覗いたらぜんぜん盛り上がってなかった。ふたご姫恐るべし。

MAR〜メルヘブン#2。ひどい。1話を逃したのでよくわかんないのだけど、どうやらもう見なくてもいいということだけは分かったよ! ちょっとこれを楽しむだけのアニオタ力は無いです。

うえきの法則#1。低調。作画は悪くないのはわかるのだけど、正直なところ劣化現代ハガレンにしか聞こえないキャストミス(合ってるからミスではないのか)のせいでいまひとつ楽しめず。あと演出面でも細めの線にやたらと覆い焼きっぽいぼかしエフェクトが入ってるせいで目に悪いことこの上ないな…。色指定もアレだし、かなり映像面でも印象の悪い作品となってしまった。しかしMARもうえきもここまで微妙となると、コナミとサンデーの相性というよりも、サンデー側が悪意を持って原作を選択しているとしか思えなくなってくるな。

ガラスの仮面#1。おもしろい。公園で演技→あの娘よ!→変質者!の下りとか、チケットくれ!→99軒!→やったぜ!→風よ、風のせいよ!→ザボーンの下りのとにかくハイテンションでキチガイじみている展開がよかったのだけど、原作ではさらに異常なノリなのだろうか。アニメ終わったら読んでみよ。

IZUMO -猛き剣の閃記-#1。山本和枝キャラがありがちな剣道で光って異世界のエロゲアニメ。作画がそれほど悪くないのがこの作品の恵まれたポジションを示しているのだけど、そんなことはどうでもよくて、キャラにもストーリーにもまったく求心力が無いのが難しい所。これが好きな人はいるんだろうけど、そういう人の気持ちは一生わからないと思う。

極上生徒会#1。黒田洋介と岩崎良明によるゆかりんアニメ。瓶詰妖精は悪くないよ派のecさんとしては本来なら観続けていきたいところなのだけど、このクォリティならハチクロを優先。IZUMOがもう少し面白そうなら難しいところだった。

ツバサ・クロニクル#1。真下! 真下! マシモ?…ただのCLAMPじゃん! ゲェェーッ! そう、CLAMP作品はもともと真下アニメみたいなノリなので真下演出が入ってもどーってことないのであった。適材適所で実力発揮とみんな満足しているのであろうけど、個人的にはなんだか楽しみを奪われた気分でちょっと寂しい。もっと演出と脚本が乖離してなきゃやーだー。

機獣創世記ゾイドジェネシス#1。「1話でヒロインが裸で漁獲していた作品」として世界にその名を轟かせてしまったものの、本編のかなり丁寧な演出と静かに期待を持たせる脚本の出来はかなりいい感じ。これでもうちょっと作画さえよければなー。あとそろそろゾイドのトゥーンシェイドなCGIは、他の作品と比べても今ひとつショボい部類になってきてると思った。

posted by ec / □ permalink / CC:BY / anime, マイメロディ, MAR, うえきの法則, ガラスの仮面, IZUMO, 極上生徒会, ツバサ, ゾイド, ジェネシス / 2005/04/12 04:09:00