今川鉄人は「博士」の能力が極端に突出した結果、驚異的な科学技術進歩と戦後復興と共に、その存在のせいでいろいろと破綻をきたしている擬似戦後世界を描いた、一種のミュータントSFだと思う。そうでもなけりゃ赤死館はねぇよなー。熱病で顔やられてるのって博士親子だけだし、ミイラになるの速いし、これも「博士」が急速な進化を遂げすぎた報いなんだ!
(文庫で30ページほどのキチガイ博士に作られたかわいい微小生命体「ミュー」が人類文明を二度三度と壊滅寸前に陥れるカタストロフSFがここには入るが、文字数制限のため省略する)
「 ミューたんとは風邪(ミュータント博士)!」 (眠い)