クレしん映画『嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード』を観たよ。上映時は全体的にいまいちな評価が大勢を占めてたような記憶があるんだけど、たしかにパロディが少々難解だったふしはあるな。本筋をとことん単純にしておいて、脇の引用やパロディを異常に作りこんで難解な印象を与えるのはイノセンスと同じだ!(押井ファンは大人なので殺されないと思いたい)
キルゴアやコロンボが出てきたりブラックホークがダウンしてたのぐらいは分かったのだけど、正直それ以上はなにがなんだか。しつこいくらいのリアル焼肉妄想と、大量のぶりぶりざえもんは非常に面白かった。このへんの畳み掛けるような笑いが水島努の真骨頂なのだろうか。
ラスボスの動機があまりに抽象的で弱かったのが全体的ないまいち感に拍車をかけているのかもしれないな。今回の鑑賞ではそこまでの勢いが殺がれるほどでもなく、むしろ引っかかり無しにラストの帰宅/肉! までノンストップだったのがたいへん好印象だった。でも感動のタメが欲しい人はかなーり物足りなさそうだなーというのは理解した。でもこれはこれで面白いよ!
4/17のカスカベボーイズ予告もゲラゲラと。今年はちゃんと劇場に行こう。