ワるきゅーレにキングギドラネタが出てきたんだけど、白色彗星ってヤマトだよね? とgoogleしてみるとトップにヒップホップの人が出てきた。超リスペクトだな。
やる気無くしたので東宝特撮映画ポスター集を見てたらエスパイのポスターが超エスパイだったり、ドイツ版ゴジラ対ガイガンのポスターがかなりテクノっぽかったりしてかなり楽しかったのでやる気が復活した。
それにしても東宝特撮映画のポーランド版ポスターはどれもこれもかっこよすぎるな。
怪獣王ゴジラ。すごくかわいい。
空の大怪獣ラドン。あれ…ラドン…? その片鱗は見せるものの、まだ地味。
怪獣大戦争。大爆発。あまりのオシャレさにポーランドの怪獣マニアもオシャレになる勢いである。
フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ。強大なガイラの恐怖とも、サンダの悲哀ともとれる深いデザイン。ポーランド独自ポスターの最高傑作としてプッシュしたい。
ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘。エッ…。ちょっと間違えるとチープになってしまうのか。
怪獣島の決戦 ゴジラの息子。怪獣王ゴジラの流れを継ぐファンシーホラー路線。かわいい。
キングコングの逆襲。マッチョ。メカキングコングとキングコングの二通りにとれるデザインで、サンダ対ガイラのラインであることは想像に難くない。でも直接的すぎてあまり面白くはない。
何作か空白。
ゴジラ対ヘドラ。ヘドラに汚染されるゴジラ、下を見ると工場群が。直喩で作品のメッセージを存分に表現しているっつーか、映画観なくてもいい気になる。できがよすぎるポスターというのも考えものだ。
地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン。一気にファンシーホラー路線に揺り戻される。もしかしてこのファンシーホラー路線はポーランドの絵本とかにルーツを持ってるのだろうか。少なくとも子供ウケを強く意識しているのだろうな。
日本沈没。一般向け映画なのでわかりやすいオシャレ。よく見る構図だけど、70年代にこのセンスはどうだったんだろうか。
ゴジラ対メカゴジラ。これはちょっと受け入れがたい。かわりにハンガリー版が神話的でかっこいい。
メカゴジラの逆襲。小さすぎてどうとも言えないな。
これ以降のポーランド版ポスターは東宝特撮映画ポスター館にはなかった。でも84年のゴジラ以降は世界的にポスター図版が統一されて行ったみたいなので、おそらくそんなに楽しいものでもないだろう。
ポーランドの歴史。WWII以降のポーランドはマッタリとした激動の時代だったのだな。そう言われてみるとポーランド版東宝特撮映画ポスターにはプロパガンダの雰囲気を感じる。ファンシーホラーさもその文脈に乗せるといろいろ他のものが見えてくるのかもしれないな。
ここで本筋に戻って改めてちゃんと調べると、キングギドラの『三大怪獣 地球最大の決戦』での初登場時は単なる隕石に乗ってきてたみたいだ。やっぱりヤマトネタだったのかな…。このあたりのゴジラ映画はあんまり観ていないので今度観ておくことにしようと思ったところで寝る。