ニャー速。殿と弊社の取引に関する公式見解について
ニャー速。殿(管理人:にゃあそく殿)では、1月ごろよりライブドア
サーバからの移転を計画しており、ホームページ上でその旨を提示して
おりました。
弊社はその情報と、日々のPV数から、将来的な展開を加味しつつ有望なサイト
であると判断し、2月17日に連絡を取り、協議の結果弊社が、サーバ移転業
務を受託する合意が成立いたしました。
合意に至った最大の理由は、当時ニャー速。殿ではトップページの応援という
枠にて、「ニホンちゃん」への案内があり、弊社では下記の携わりがあったこ
とから話が進んだものです。
弊社は2006年1月30日に発売された、2ちゃんねるコンテンツである
「ニホンちゃん」の企画、編集に携わりました。
弊社に関連した人物でかつて投稿経験のある人間がおりました。取引先であ
るJCN殿から「ニホンちゃんガイドブック」の企画を受け、当該スレッドへ企画
の提案、取りまとめを行い、またその後その人物が入社した後も、その後の編集
に、JCN殿から受託業務を受けて製作に至る形です。
弊社に関連した人物は入社前に、この作業の際、2ちゃんねる管理人、西村
博之氏には本件企画の旨を伝え、許諾基準についての検討を行い、それについて
何回かのメールのやり取りがございました。メールアドレスについては弊社の
ものを利用しております。
契約につきましては、詳細すべてについては守秘義務によって明かすことは
できませんが、概要としてサーバ移転、調整費用(サイトデザインおよび追加機能
の作成)を無償提供する代わりに、既存のアフィリエイト広告を、弊社が新規で広
告枠を確保したものに変更し、その収益から上記ラーニングコストについてかかる
費用をまかなうということで合意いたしました。
以後、ニャー速。殿とサーバ移転業務についての仮契約を結び、まず新サーバ
確保まで、弊社テスト環境での移転準備を行いました。ライブドア環境からの
データがMovable Type(以下、MT)仕様であったため、新サーバ環境では、ブログ
システムとしてMTといわれる汎用ブログシステムを使用し、
既存の機能を実現するとともに、移転に合わせて新規機能を盛り込むことを打ち
合わせしました。新サーバで想定される転送容量は、2月時点で60万PV/日に及ん
でおり、さらに拡大の傾向にあり、既存のテスト環境ではその負荷に
耐え得ないことはわかっていたため、3月末、新規のサーバ1台をレンタルする
ことといたしました。
その後、機能実装を行い、5月3日に仮移転を行いましたが、ダイナミックパ
ブリッシング機能と呼ばれるDB連動での随時更新システム、また携帯対応用のmt4i
というCGIシステムが、アクセス負荷に耐え切れず、以後、5月24日にいたるまで、
その軽減化作業を行っておりました。
この時点まで、弊社とニャー速。の間ではアフィリエイト問題についての認識
は薄く、著作権使用費用のバーターとして、新規トップ画面にに設置予定を想定
した「2ちゃんねる枠」の無償提供を考えておりました。これについては仮移転
完了後、2ちゃんねる側に提案し、その許諾を得ようと考えていたものです。
その中、5月24日頃より、2ちゃんねるコンテンツ利用をしたアフィリエイ
ト活用しているサイトへの非難の声が高まり、法人として業務請負を行うに際し、
著作権使用料金の支払い問題について解決すべきだとして、ニャー速。管理人
にゃあそく殿と協議。その結果、今後発生すると想定される広告収入のうちから
それを支払うこと、兼ねてより考案していた「2ちゃんねる枠」の無償提供について、
西村博之氏へメールおよび他電子連絡手段にて提案を行いました。
しかしながら、これに対しての返答は来ず、26日深夜、改めて次の内容を提案
したメールおよび他電子連絡手段にて提案を行いました。
「2ちゃんねるアフィリエイト」システム
・ニャー速。等、2ちゃんねるコンテンツ利用のサイトでの著作権利用問題解決
手段として営業
・営業先コンテンツについて、2ちゃんねるに対しての著作権使用費用の支払い
が未清算の場合、過去に遡り、アフィリエイト収益について清算し、それにつ
いて2ちゃんねる側が定める著作権使用費用を弊社が代行して2ちゃんねる側
に収める。
・弊社は広告営業を行い、その収益から月のランニングコスト、代行した分の費
用について分割清算する形で徴収した分を除き、残り分を契約に元づき按分。
これについても回答は得られておりません。
弊社は以上に述べた以外の商取引をニャー速。殿とは行っておりません。
経緯説明は企業の内容を晒すことになるため、競合他社との兼ね合いに鑑み本日
まで避けておりましたが、事態がここに至り、説明するものです。
2006年5月31日
株式会社 神楽
(以上)