nifuba

20041205215059

ゴジラファイナルウォーズを観てきたよ。東宝チャンピオンまつり主義+北村な映画だった。こういうケバケバしさはゴジラである以上十分に許容範囲内だし、東宝チャンピオンまつり主義である以上あの父性あふれるオチも何ら問題は…あるよ! 支離滅裂で消化不良、御都合主義な超脚本は実況で一秒数百レスは確実な破壊力だし、北村龍平としてのアイデンティティーがそれをしない事を許さないのかと思うような中途半端なマトリックスぶりとカメラ振り回してごまかしたションボリ映像で延々繰り広げられる退屈な格闘シーンは本当に最悪だ。ミュータントに関する設定は乱雑だし、ほとんど意味がないというのもイタい。しかしミュータント設定は東宝上層部の意向だという話もあるので、もし北村監督が好き勝手やればもっと怪獣アクションがあったのかもな…。怪獣登場シーンの量的には過去のどの作品よりも既に多いとは思うけど、とりあえず残念だ。他にも話や設定に関する細かいツッコミどころは膨大にあるけど、TV放送時の実況まで取っておく事にするよ。

とはいえ、ここ30年映画館ではお目にかかれてないような怪獣コントはその存在だけで価値があるし、世界の一部の大都市に怪獣が出現して大破壊を繰り広げる様(東宝チャンピオンまつり的地球なので大都市以外はほぼ未開の地なのだ!)はまずまずステキ。ミュータント部隊とエビラのバトルは非常にいいシチュエーションなんだけど、これはなんだか映像に力がなくてインパクト薄かった。せっかくのミュータントなんだから目からビーム出したり触れるものを爆弾にしたり相手の能力を盗んだり重力を操ったりしてほしいよねー(無理)。それより上海で好き勝手に暴れ回るアンギラスの方がステキであった。国際的な怪獣映画というのも平成になってから失われかけてた要素だし(平成ガメラに多少あったけど)、こういう楽しさを盛り込んでくれたのは感激したな。その点に関係して、外人のセリフが声優によって吹き替えられてたのは結構よかった。こまめに映像の質感が変えられてて、場面毎の元ネタ作品に合わせたフィルタかけてるのかなーとちょっと思ったのだけど、かなりめまぐるしく変わったので覚え切れてないや。詳しく検証してみたいところ。

結論としては、まったく心地よくネジくれて笑える娯楽映画だった。どれだけ脚本がバカでクズであっても、ものすごい数の怪獣を出しておもしろおかしく動かせば怪獣映画としては成り立つんだ! と、東宝は高らかに再宣言したのだろう。超星神シリーズの当面の成功もこの路線の強化に一役買うだろうし、2年後のこの路線での新作には多大なる期待を寄せることにしたいと思った。

ところで、ヘドラソフビはまだですか?

posted by ec / □ permalink / CC:BY / / 2004/12/05 21:50:59